エリミネーター400はカワサキが展開する中型クルーザーで、スタイリッシュなデザインと扱いやすい性能が魅力のモデルです。街乗りやツーリングに適したバランスの良さが支持される一方で、実際の使用感にはユーザーからの良い評判だけでなく悪い評判もあります。
この記事では、エリミネーター400の性能と特徴をはじめ、足つき性に関する声や重さ・取り回しに関するマイナス意見、カスタム性の低さはデメリットか?といったポイントを整理。さらに、合う人合わない人の特徴とは何かを分析し、ホンダ レブル500や過去モデルのドラッグスター400、イントルーダー400との比較も交えながら、エリミネーター400の欠点を客観的に解説します。
- エリミネーター400の実際の性能や特徴
- ユーザーからの良い評判と悪い評判の具体例
- 取り回しや足つき性に対するリアルな意見
- 他の中型クルーザーモデルとの違いや比較ポイント
エミリネーター400の欠点についてリアルな評判
エリミネーター400の性能と特徴
日常の使いやすさとスタイリッシュなデザイン性を重視して設計された、カワサキの中型クルーザーモデルです。
- エンジンは水冷4ストローク並列2気筒、排気量398ccで、スムーズな回転と扱いやすい出力特性。
- 最大出力は約46馬力(34kW)で、街乗りやツーリングに適したバランスの取れたパフォーマンス。
- 車両重量は約176kgと軽量な設計で、Uターンや押し歩きの操作も比較的しやすい構造。
- シート高は735mmと低めで、足つき性に優れており、ライダーの安心感を高めています。
- フレームにはトレリス構造を採用し、剛性と軽快性を両立した設計。
- 外観はクルーザーらしさと現代的なシャープさを両立したスタイルが特徴。
- デジタルメーター、フルLED灯火類、ABS標準装備など、快適性と安全性を完備。
- SEモデルではUSB電源ソケットや専用グラフィックが追加され、機能面とデザイン性がさらに強化。
ユーザーからの良い評判
- 「とにかく見た目がかっこいい。人と被らないし、街中で映える」(20代男性)
- 「初心者でも扱いやすく、クラッチ操作が軽くて安心感がある」(女性ライダー・初バイク)
- 「シートが低くて足つきが良く、停車中も不安を感じない」(身長160cm・小柄な男性)
- 「LEDライトやABS、USB電源など、必要な装備が標準で揃っていて便利」(30代男性)
- 「車体が軽いから、押し歩きや取り回しがスムーズ。駐車場でも困らない」(女性ライダー)
- 「エンジンの振動が少なくて、長距離ツーリングでも疲れにくい」(週末ライダー・40代男性)
ユーザーからの悪い評判
- 「加速がややマイルドで、もう少しパンチが欲しい場面がある」(中型バイク経験者・30代男性)
- 「音が静かすぎて物足りない。走ってる感じがあまりしない」(スポーティな音が好みのライダー)
- 「シートが硬めで、長距離走るとお尻が痛くなることがある」(女性・日帰りツーリング愛好者)
- 「ハンドルが広めで狭い道の取り回しは少しコツが必要」(街乗りメインのライダー)
- 「もっとカスタムしたいけど、まだ対応パーツが少ない」(20代男性・カスタム派)
- 「背が高いとポジションが窮屈。膝の曲がりが気になる」(身長180cm超の男性)
エミリネーター400の足つき性に関する声
エリミネーター400は「足つきがいい」との評価が多く、特に小柄なライダーや女性ライダーから高い支持を受けています。
- 「身長155cmでも両足のつま先がしっかり着く。信号待ちで不安がない」(女性・初心者ライダー)
- 「バイクの重さがあっても足が着くので、立ちごけの心配が減って安心感がある」(身長160cm・通勤使用の男性)
- 「リターンライダーとして久々に乗ったが、この足つきの良さなら安心して再デビューできると感じた」(50代男性)
- 「足がベッタリ着くから、取り回し時に余計なストレスを感じない。特に街乗りでは助かっている」(20代女性・街乗りメイン)
- 「シート高は低いけど、自分の身長(175cm)だと足が曲がりすぎてやや窮屈。長距離だと膝が疲れる」(長身男性ライダー)
重さや取り回しに関するマイナス意見
エリミネーター400は比較的軽量な部類ですが、状況や感じ方によっては取り回しに不満を抱く声もあります。
- 「取り回しは軽い方だけど、押して歩くとやっぱり重心が低いぶん“どっしり感”がある」(身長165cm・女性ライダー)
- 「駐車場からバックで出すとき、緩い坂でもけっこう力が必要。車体が思ったより重い」(都内在住・通勤利用の男性)
- 「軽いって聞いてたけど、ハンドルが太くて広めだから、細い道ではちょっと扱いづらい印象だった」(初心者・20代男性)
- 「コンパクトっていうけど、フロントが長いからUターンがしにくい。特に狭い路地では不安になる」(女性・リターンライダー)
- 「立ちごけしたときに引き起こしを試みたけど、意外と重かった。軽量というより“平均的”かなと思った」(身長170cm・体力に自信のない男性)
合う人合わない人の特徴とは
エリミネーター400は扱いやすく設計されたモデルですが、すべてのライダーにとって最適とは限りません。使用目的や好みによって向き不向きがはっきり分かれます。
- 初めて中型バイクに乗る方や、取り回しのしやすさを重視する方には特に向いています。
- 通勤や街乗り、週末の短距離ツーリングをメインに考えている人におすすめです。
- 足つきの良いバイクを探している小柄なライダーにも適しています。
- 一方で、高速道路での長距離移動を頻繁に行う方や、力強い加速感を求める人には物足りなさを感じるかもしれません。
- クルーザータイプよりもスポーティな走りを求める方には、別のジャンルのバイクが合う可能性があります。
カスタム性の低さはデメリットか?
エリミネーター400は完成度の高いデザインが特徴ですが、それが逆に「カスタムしにくい」と感じられることもあります。
- 純正スタイルが洗練されているため、「あまり手を加えたくない」と考えるユーザーも多い傾向です。
- カスタムパーツの種類が現時点では限定的で、「汎用パーツが使いづらい」との意見があります。
- 特に専用設計のボディパーツやマフラーは種類が少なく、「個性を出しにくい」と感じる。
- 一方で、ハンドルやシートなど一部の装備は比較的変更しやすく、「軽めのカスタムであれば問題ない」という声もあります。
- カスタムを重視するユーザーにとっては「拡張性の低さ」が購入時の懸念材料となるケースがあります。
エミリネーター400の欠点を他モデルと比較
ホンダ「レブル500」
アメリカンスタイルのクルーザーバイクに現代的なエッセンスを加えたミドルクラスモデルとして、多くのライダーに支持されています。特にビギナーからリターンライダー、女性ライダーまで幅広い層に人気があり、その扱いやすさとスタイリッシュなデザインが魅力です。しかし、全てのバイクに言えるように、優れた点だけでなく弱点も存在します。
特徴
- 471ccの並列2気筒エンジンは低中速のトルクが太く、街乗りからツーリングまで扱いやすい。
- 約690mmの低シート高により、身長が低めのライダーでも安心して足が届く。
- 約191kgの軽量ボディで、Uターンや取り回しが非常にしやすい。
- ブラックアウトされたミニマルな外観は現代風で、カスタムベースとしても人気が高い。
- 実燃費25〜30km/Lと燃費性能が良く、経済的にも優れている。
欠点
- 高速道路では加速力や追い越し時にややパワー不足を感じることがある。
- クルーザーながら標準では積載スペースがほぼなく、長距離ツーリングには不向き。
- タンデムシートが小さくクッション性も低いため、同乗者には快適とは言いにくい。
- サスペンションやブレーキ性能は「必要十分」だが、スポーティさには欠ける。
公式 HONDA https://www.honda.co.jp/Rebel500/
ヤマハ「ドラッグスター400」(販売終了)
日本の道路事情やライダーの体格に合わせて開発された、国産クルーザーの代表的存在です。1996年に登場して以来、長年にわたり多くのライダーに愛されてきました。アメリカンバイクらしいロー&ロングなスタイルに、本格的な空冷Vツインエンジンを搭載し、国産とは思えない重厚感と存在感を備えています。
特徴
- ロングホイールベースと低重心の設計により、アメリカンらしい堂々としたスタイル。
- 空冷V型2気筒エンジンは独特の鼓動とサウンドを楽しめ、クルージング性能に優れる。
- 670mmのシート高で足つき性が非常に良く、小柄なライダーでも安心して扱える。
- 豊富な年式と販売実績があるため、カスタムパーツや整備情報が豊富に手に入る。
欠点
- 約230kgと重量があり、取り回しや駐車時の扱いには体力が求められる。
- 高速域ではパワーが物足りず、追い越しなどではエンジンに無理をさせることもある。
- 実燃費はおおむね18〜22km/Lで、燃費重視のライダーにはやや不利。
- キャブレター式のため、冬場の始動やメンテナンス性に現代のFI車よりも手間がかかる。
スズキ「イントルーダー400」(販売終了)
スズキが1990年代から販売していた本格的なクルーザーモデルで、当時の400ccアメリカンクラスの中でも特に「豪華さ」と「存在感」で注目された一台です。メッキパーツを多用したラグジュアリーなデザインと、空冷Vツインエンジンによる独特の鼓動感は、国産車でありながら海外のクルーザーに劣らない本格派として人気を集めました。
特徴
- メッキパーツを多用した外装と極端に長いホイールベースで、国産とは思えない豪華な外観。
- 399cc空冷Vツインエンジンはトルク重視の設定で、低速からの粘りがありアメリカンらしい走りが楽しめる。
- 約660mmの超低シート高により、非常に高い足つき性と安心感が得られる。
- カスタムの自由度が高く、クラシックからボバー系まで多彩なスタイル変更が可能。
欠点
- 約245kgと400ccクラスではかなりの重量があり、特に取り回しに苦労しやすい。
- 加速性能は控えめで、特に高速道路ではエンジンに余裕が感じられない。
- 実燃費は18〜22km/L程度で、燃料効率はあまり良くない。
- キャブ仕様かつ生産終了済みのため、部品の入手や整備性に不安がある点も否めない。
参考サイト
公式 Kawasaki https://www.kawasaki-motors.com/ja-jp/motorcycle/eliminator/street-cruiser/eliminator#
Webike バイクレビュー https://www.webike.net/shopping/
バイクブロス https://www.bikebros.co.jp/
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