ビッグスクーターは見た目の迫力や快適性から高価なイメージを持たれがちですが、中古市場では意外と手ごろな価格で購入できる車種も多く、コストパフォーマンスに優れた選択肢として注目されています。
本記事では、ビッグスクーターが安く手に入る理由を明確にしながら、その魅力や特徴、実際のユーザーの声、中古で購入する際のポイントまで幅広く解説していきます。
通勤やツーリング、日常使いなど多様なシーンに対応できるビッグスクーターは、初めてのバイク購入にも適しています。価格だけでなく、実用性や満足度も重視したい方にとって、きっと参考になるはずです。
- ビッグスクーターが中古で安くなる市場の背景
- 安くても満足度が高い理由や性能の特徴
- 利用者の評判から見た実際のメリットとデメリット
- 中古購入時に注意すべきチェックポイント
ビッグスクーターが安い理由とその魅力
ビッグスクーターの特徴
ビッグスクーターは日常使いから長距離移動まで対応できる万能タイプのバイクです。
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オートマチック(CVT)仕様が多く、操作が簡単
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車体が大きく、収納スペース(メットイン)が広い
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風防やカウルが充実しており、防風・防雨性能が高い
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二人乗りを前提とした設計が多く、タンデムも快適
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長距離走行でも疲れにくいポジションとクッション性
ビッグスクーターの良さとは
ビッグスクーターは実用性と快適性を兼ね備えており、初心者にも扱いやすい点が魅力です。
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クラッチ操作不要で渋滞時のストレスが少ない
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足元がフラットで乗り降りしやすい
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通勤や買い物などの街乗りがしやすい
どんな人におすすめか?
ビッグスクーターは、利便性と快適性を重視する人に特におすすめです。
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通勤や通学など、日常的にバイクを使う人
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荷物を多く積む必要がある配送や買い物利用者
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操作が簡単なバイクを求めている初心者やリターンライダー
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長距離を快適に走りたいツーリング志向の人
中古車が安いのはなぜ?
ビッグスクーターの中古車が安くなる背景には、いくつかの市場要因があります。
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新車価格に対してリセールバリューが低め
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供給台数が多く、中古市場での在庫が豊富
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車体が大きく取り回しが難しいと感じる人が一定数いるため、需要が限定的になりやすい
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年式が古くなると、機能面よりもデザインやトレンドで選ばれにくくなる
- 人気モデルの更新サイクルが早く、旧型の価値が下がりやす
- 駐輪スペースや取り回しの難しさで、敬遠されるケースがある
おすすめのビッグスクーター
ヤマハ XMAX 250
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新車価格:約58〜63万円
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中古相場:約39〜57万円 (年式:2018〜2022、走行距離1〜2万km)
エンジン性能と走行性
都市部の通勤から週末のツーリングまで、あらゆる場面で軽快な走りを提供してくれる中排気量スポーツスクーター。
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249cc 水冷単気筒 SOHC/CVT搭載
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約22.8PS/最大トルク24Nmで、街乗り〜高速道路まで快適に走行可能
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発進〜中速域のスムーズな加速感が特徴
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最高速度:約130〜140km/h、燃費:35〜38km/Lと経済的
装備と快適性
クラスを超えた装備で、毎日のライディングを安全かつ快適に。細かな配慮が行き届いた装備群が魅力です。
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ABS+トラクションコントロール(TCS)を標準装備
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LEDヘッドライト/スマートキー/USB電源ポート
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スマートキー操作でエンジンON・シート開閉もラク
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大型スクリーンが風をしっかりガード(※年式により電動)
収納力と実用性
スクーターならではの収納力を活かして、通勤・通学・買い物・ツーリングまでフル活用できる実用性の高さが光る。
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シート下収納は約45L(フルフェイスヘルメット2個収納可能)
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前面ポケット&USBソケットもあり、スマホ充電も対応
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燃費が良く航続距離400km以上も可能でツーリングにも◎
乗り心地とデザイン
快適なライディングポジションと欧州テイストのスポーティな外観。見た目も乗り味も満足度が高い一台です。
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シート高795mmとやや高めだが、細めのシートで足つき良好
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スポーティなデザインでTMAX譲りの欧州テイスト
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快適なライディングポジションで、ロングライドも疲れにくい
ヤマハ公式 https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/xmax/
スズキ バーグマン400(Burgman400)
- 新車価格:約120万円(当時価格)
- 中古相場:約50〜90万円
エンジン性能と走行性
ゆとりある排気量がもたらす余裕の走り。街乗りはもちろん、高速道路やタンデムライドでもしっかり応えてくれる安心感が魅力です。
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399cc 水冷単気筒 DOHC/CVT搭載
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約31PS/最大トルク36Nmで、高速道路・タンデムでも余裕
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スロットルレスポンス良好、ゆったりとした加速フィーリング
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高速巡航時の安定感に優れ、250ccスクーターより余裕あり
装備と快適性
シンプルながら実用的な装備が充実。寒い季節や長距離ライドも安心して楽しめる、快適性に優れた設計です。
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ABS標準装備(モデルによりETCやグリップヒーター装着あり)
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一部モデルにはナックルガード・ドラレコ搭載例あり
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足つき性抜群(シート高:755mm)、信号待ちもラク
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防風性能も高く、冬でも安心な仕様が多い
収納力と実用性
大きめのボディを活かした充実の収納力。日常の買い物から旅行まで、荷物の多いシーンでも頼れる実用性が光ります。
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シート下にフルフェイス+バッグ等を収納可能な大容量
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燃料タンク13L、燃費約25km/L → 航続距離 約300〜350km
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メーター周りに小物入れ&電源ソケットも装備(モデルによる)
乗り心地とデザイン
落ち着いた高級感と、安定した乗り味が特長。上質で快適な時間を提供してくれる、大人のための一台です。
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重厚で安定感のある乗り味(車重:約215kg)
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サスペンションの動きがしなやかで、段差でも安心
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高級感あるシルエット。大人向けデザインと評される落ち着き
スズキ公式 https://www1.suzuki.co.jp/motor/lineup/an400am5/
中古でも満足度が高い理由
中古のビッグスクーターでも、適切な車両を選べば十分満足できます。状態の良い中古車は、コストを抑えつつ性能も得られるためです。
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前オーナーのカスタムや装備が残っていることが多く、追加投資が少ない
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使用頻度が少ない個体も多く、状態の良い車両が見つかりやすい
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新車時の価格に比べて半額以下になることもあり、お得感が大きい
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初期トラブルが出尽くしている車両なら、安心して乗れる
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実際に中古で購入したライダーの口コミでも高評価が多い
購入前にチェックすべきポイント
ビッグスクーターの中古車を選ぶ際は、価格だけでなく車両状態や保管環境なども丁寧に確認することが大切です。
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外装やカウルに割れ・補修跡がないかを確認する
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メーター表示の走行距離が年式と見合っているかチェック
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エンジン始動時の異音や排気の色にも注意が必要
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タイヤやブレーキパッドなどの消耗品が限界でないか確認
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整備履歴や修復歴の有無を販売店にしっかり確認する